わきみちのさりげなさ

新卒ゆとりが会社を辞めるタイミングをうかがいつつ妄想をこじらせるブログ

2次元の世界に迷い込んだとき 2009年~2010年のアニメ界隈

 

さんよしが二次元の世界、深夜アニメとその近辺の世界に足を踏み入れたのは

2009年の夏、高校1年生のときでした。

 

ぼくは中高一貫に通っていたので高校受験は経験せず、

高校1年生になったからといって新しい生活を始めたというわけではありませんでした。

 

いつもの学校

いつもの友だち

 

中学3年間と変わらない日々が過ぎ、

間延びした日常がそこにはありました。

 

しかし、ふとしたことから新しい世界に足を踏み入れ、

はじめてみる世界に僕は夢中になり、いわゆるオタクの一員になりました。

 

 

エヴァンゲリヲン新劇場版:破

 

 

 

ぼくがアニメを見始めたきっかけは、友だちの一人が

 

エヴァンゲリオンっていうのがめっちゃおもしろいんだぜ!」

 

って言っているのを聞いたからです。

 

その友達はアニメに詳しいというわけではまったくなく、

女癖が悪いチャラ男でした。

そんな彼は流行に敏感で、2009年に公開されたエヴァンゲリヲン新劇場版:破に

はまっていたそうです。

 

その当時、ぼくは趣味らしき趣味もありませんでしたが、

そのときは

 

「ほーん、そういうのもあるのか」

 

 と思っただけでした。

 

世界が変わり始めたのは1学期がおわり、夏休みに入ったころでした。

地元の本屋でふらふらしていたぼくは、マンガコーナーでエヴァンゲリオンの漫画版を見つけました。

 

なにもすることがなく、暇を持て余していたぼくは友だちの

 

エヴァンゲリオンっていうのがめっちゃおもしろいんだぜ!」

 

を思い出し、

 

「そんなおもしろいならちょっくら確認してやろう」

 

と思い、マンガを購入しました。

 

そしたらドハマりしました。はい。

 

超有名なアニメなので知ってる人も多いと思いますが簡単に説明すると

 

使徒と呼ばれる敵が襲ってくるので主人公がロボット(正確には人造人間)に乗って

戦うというストーリーです。

 

はまったのは主人公の置かれた環境がほかのロボットアニメとは違ったところです。

たいていのロボットアニメだと熱血主人公が雄たけびを上げながら敵を粉砕する

っていう感じでした。

 

ですが、エヴァンゲリオンの場合だと

わけがわからないまま主人公はロボットのパイロットになり、

わけがわからないまま戦闘が行われる。

この先どうなるんだろうという気持ちが新鮮でした。

 

結局、漫画版は発売されていたものをすべて買い、

テレビ版のアニメも全部見ました。

 

ですが、なぜか当時やっていた新劇場版:破は見に行かず、

後でブルーレイを買ってみました。

 

涼宮ハルヒの憂鬱

 

 

アニメを見始めたぼくにとって新しいアニメを見るのも楽しみでしたが、

それと同等、いやそれ以上に夢中になったのが少し前の、だいたい2006年~2008年の

アニメを見ることでした。

特に2006年に放送された涼宮ハルヒの憂鬱は私にとってのアニメ世界を作り上げた、深夜アニメの象徴でした。

 

2009年はちょうどハルヒの2期がやっていました。

この2期にはエンドレスエイトという問題作もありましたが、ぼくにとっては「深夜に起きてアニメを見る」ということを楽しんでいました。

 

そしてなによりじぶんが主人公のキョンと同じ高校1年生だったことが

ぼくを涼宮ハルヒの世界に引き込みました。

 

化物語

 

化物語 Blu-ray Disc Box

化物語 Blu-ray Disc Box

 

 

 そんなこんなしているうちに出会ったのがこれ。

化物語。ばけものがたりって読みます。

西尾維新っていう作家さんの小説が原作です。

 

いやーはまった。めっちゃはまった。

見たときは10月ぐらいで放送は終わってましたが。

なんていうか、このアニメ作ってる会社がシャフトっていうあくの強いアニメ

作るとこなんですけど、それがぼくの好みのど真ん中をぶち抜いてきたんですよ。

 

絵の構図とか、色合いとか、

 

「こんな感じとかかっこよくない?」

 

っていうアニメーターの工夫に対して

 

「めっちゃいいよ!すばらしいよ!」

 

てな感じで心がシンクロしてました。

 

なけなしのお金でDVDをそろえ、

アニメのセリフを確認しながら、原作の小説のセリフの該当部分にマーカーで線引いたり

音消して映像だけ見たり、逆に目をつぶって音声だけ聞いたり

アニメーターのインタビュー記事をファイリングしたりしてました。

 

ここでにわかオタクを卒業したんじゃないかと思います。

 

化物語はいまでもシリーズが続いていますが、この化物語がぼくのナンバーワンです。

 

ストライクウィッチーズ

 

 

 化物語の次にはまったのがこれ。ストライクウィッチーズ

2010年の夏に第2期が放送されたんですが、

放送の前に第1期を見て予習しようと思って見たら

 

はまりました。

9か月ぶり2回目です。

 

ストーリーとしては敵が攻めてくるから戦おう!というものです。

今回はアニメの内容はもちろん、話がどのように展開されるかということに興味を持ちました。

 

序盤で主人公が戦うことを決意し、

中盤で仲間と絆を深め、

終盤に敵との最終決戦。

 

この一連の流れが視聴者と主人公の目線をシンクロさせ、

視聴者つまりぼくを物語にひきこみました。

 

また、第1期と第2期を見比べることで

ストーリーの展開やキャラクターの関係性など比較して楽しんでました。

 

俺の妹がこんなにかわいいはずがない

 

 

こちらはライトノベル原作の俺の妹がこんなにかわいいわけがない。

略して「俺いも」です。

 

化物語ストライクウィッチーズに比べると熱中度は下がりますが、

TOKYO MXの最速放送、テレビ神奈川ニコニコ動画で週3回同じ放送を見てました。

 

なんでこんなに見てるのかちょっと不思議です。 

この時期が一番アニメにどっぷりはまっていたころだったのでその影響かも。

 

ストーリーは、主人公とその妹は仲が良くなかったが、ある日妹から人生相談を持ちかけられて…というものです。

 

どうやらぼくはやれやれ系主人公(ヒロインなどほかのキャラクターに振り回される主人公)が好きみたいです。

俺いもの主人公も涼宮ハルヒの憂鬱の主人公も好きですし。

前やった性格診断では似ている性格のひととして

シャーロックホームズのワトソンとパイレーツオブカリビアンのウィル・ターナー

あげられていました。

 

ちなみにあやせたんが一番好きです。

ラブリーマイエンジェルあやせたん!

 

 

 

これ以降は受験勉強が始まったのでしっかりとアニメを見る機会がなくなってしまいました。(もちろんまどかマギカとかは見ましたが、じっくりとは見られませんでした。)

 

高校時代、将来のこととかなにも考えずのんびりした環境だったからこそ

アニメを思う存分楽しめた、とても幸せな時期でした。

 

アニメを見始めたことで友だちが増え、

じぶんが好きなこと、熱中できるものを手にすることができました。

 

大学生になると意識高い系をこじらせてアニメから離れてしまいましたが、

それでも2次元の世界はぼくにとって重要な一部、あるいはそれ以上のものとなりました。

 

ここまでぼくの駄文を読んでくださった方に伝えたかったこと、それは

 

「アニメ見ようぜ!」

 

ってことです!

 

アニメ見ればなにかしら思うこと、感情が沸き起こるから。

 

じゃあきょうはこのへんで!